★短編 蓮キョ(1話完結) の記事一覧

寝息と寝顔とぬくもりと

明け方、はっと目覚めた。

ドクドクドクドク

激しい動悸。
額を伝う汗。

非通知アリ

RRRRR


携帯が震える。
画面に表示される非通知の文字。

月夜の浜辺

今日は蓮さんとデート。

といっても、ようやく会えたのはすっかり日が暮れてから。

きっと疲れているだろうに。
それでも蓮さんは車を走らせて、わたしを静かな夜の浜辺に連れてきてくれた。
小さな小さなプライベートビーチのような場所。

雨、ときどき雷そして・・・ 

※『蓮キョ☆メロキュン推進!ラブコラボ研究所』参加作品です。


(あれ・・・?まだお昼過ぎなのに、なんだか外がずいぶん暗くなってきた・・・)


ラブミー部でひとり作業を続けていたキョーコは、室内が急に暗くなったことに気付きふと目を上げた。
窓の向こうに目を向けると、風が勢いよく走り、みるみるうちに黒い雨雲が一面に広がっていくのが見える。
その変化の早さに、キョーコは思わず手を止めて見入っていた。


遠くで何かが光る。
(雷・・・?)


今朝の天気予報では曇りということだったのに、この様子ではもうすぐひどい雨が降るだろう。
(あ、また光った。)

相合傘

突然の通り雨。

そのとき蓮は撮影所でドラマ撮影の最中だった。
次の撮影は、ここから10分ほど歩いた別のスタジオを使うという。
困ったことに傘を持っているであろう社は、今会社からの呼び出しで席を外している。

衣装のこともあり、少し思案した蓮だったが、スタジオ内の移動だし、たいした距離じゃないからまあいいか、と傘をささずに歩きだした。