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心理テストなんて誰が考えた 2

「誰がこれを?という疑問の答えは、おいおい探るとして・・・」

蓮がクスリと小さく唇を歪める。


(う、うわあ。悪魔の微笑み・・・。こいつ、キョーコちゃんが帰ってきたら、速効問い詰めるつもりだな。

ごめん。キョーコちゃん、こんな蓮、止められない。何とかしてあげたいけど、無理。悪いけど自分でどうにかしてくれぇ~!)

「とりあえず、やってみますか。この心理テスト。」

ちょっとペンと紙を貸してくれますか?と、なぜかやる気満々の蓮。


(そうだよなー。『好きな人があなたをどう思ってるのか』だもん。お前だって気になるよなー。でもさ、俺、なんか、すご~くすご~くイヤな予感がするんだ。お前にこの心理テストをやらせるべきじゃないって、俺の守護神様が語りかけてくるんだよ・・・。こういう嫌な予感は、俺すっごく当たるんだ。

ああ、誰か今すぐ俺をここから連れ出してくれないかな。松山さぁーーん、椹さぁーーーん、この際社長でもいい。誰か今すぐ呼び出しかけてくれぇ~!!)


社の心の(泣き)叫びなど知る由もなく、蓮はにこやかに雑誌を読み進めはじめた。


「全部で10問か・・・。けっこうありますね。1問目は・・・と」



質問1 “好きな人から1日に話し掛けられる回数は?”


1)10回以上
2)5~6回
3)1~2回
4)滅多にない


「う~ん。そもそも毎日会えるわけじゃないしなあ。といって滅多にないっていうほど全然でもない。平均すると・・・1日に1~2回ってとこですかね?」


(1問目からそれか・・・。どう考えてもここは1を選ぶところだぞ。 [←意外と心理テスト好き?]

最初からこの調子じゃ、結果なんて見えてるよな・・・。)

心理テストなどやったことがないのか案外楽しそうな顔つきの蓮。それに比べ、社の顔の白いこと、白いこと。


「次は質問2ですね。」



質問2 “好きな人から電話がかかってくる頻度は?”。



1)毎日
2)週に1回程度
3)用事がある時のみ
4)今までかかってきたことはない


「・・・電話?そりゃ俺は毎日でも声を聞きたいけど・・・。最上さんから毎日なんて、かかってくるわけないよな・・・。
あ、でも、演技の相談やなにかあったときはかけてくれるし・・・。そりゃめったにないけど。・・・となると、3番、か。そうだな。用事があるときだけ、だよな・・・。」

答えを選びながら、次第にへこんでいく様子の蓮。


「い、いや。お互い仕事も忙しいんだし、そうそう電話もできないだろ。キョーコちゃんなら、お前の状況思いっきり気遣うだろうし。だから、仕方ないんじゃないかな。

それに付き合う前から毎日電話なんて、よっぽど・・ほら、それこそ青春真っ盛りの女子高生並みの勢いがないと・・・」 ←フォローしてるつもりが完全墓穴。


「社さん・・・最上さん、まさに青春真っ盛りの女子高生ですけど。」

(しまったー!!あんまりしっかりしてるから、キョーコちゃんが現役女子高生なのすっかり忘れてたー!!)


「え、えーっと、なあ、蓮?お昼食べにいかない?ほら、もしかしたらキョーコちゃん、カフェにいるかも知れないしさ」

「ここでやめたらなんだか気持ち悪いじゃないですか。すぐ終わるからちょっとだけ待って下さい。」


不穏な流れに、なんとかこの心理テストをやめさせようとする社だが、あっさり撃沈したのだった。



質問3 “好きな人からメールがくる頻度は?”。


1)毎日
2)週に1回程度
3)用事がある時のみ
4)今まできたことはない


「メールアドレス・・・!!!貴島、あの馬の骨・・・・!!!!!」

どうやら蓮は、CM撮影の際にキョーコとキラキラデコメールでやりとりしていた貴島の姿を思い出したらしい。その途端、背後にゴゴゴゴゴゴゴ!!!!!とすさまじい黒炎が立ち上った。


(うわっ、きたぁ~~!!!キョーフの大魔王降臨!!!!!)


「貴島のやつ、まったく油断もすきもあったもんじゃないっ!最上さんも最上さんだ。なんであいつに教えて、俺には教えてくれないんだ!ヤツのほうが俺より親しいっていうのか!

いくら百瀬さんや大原さんが教えたからって、いっしょになってあんなヤツに教える必要なんてないだろうに!!!!」


ギロリと宙をにらむ鋭く厳しい目つきに、社の胃がキュッと締め付けられる。


「ちょ、ちょっと、蓮。落ち着け。ここはラブミー部だぞ。いつ誰が来るかわからないのに。大きな声を出すな。ほ、ほら、それこそキョーコちゃんが今すぐ来るかもしれないんだから・・・な。さあ、次、次。」


「わかりました。しかし、おかげで大事なことを思い出しましたよ。最上さんのメールアドレス、今日にも手に入れなければ・・・。」


(まあ、たしかにあのメールの件は驚いたけどさ。聞いておかなかったお前もお前じゃないか。なあ、蓮。お前はちょっと詰めが甘いんだよ。たまには貴島を見習えっつーの。)



質問4 “好きな人からプレゼントもらったことある? ”。


1)もちろん!

2)1度だけ……
3)自分があげたのみ
4)プレゼントをあげたことも、もらったこともない


「・・・これは、“もちろん!”ですね(にっこり)。」

急に表情を変え、ふふんと得意げに微笑む蓮。


「誕生日は、確かに日にちを間違えていたけれど。あれは最上さんのせいじゃないですからね。なんといってもわざわざ俺のために取り寄せまでしてくれたんですから・・・まあ、中身にはちょっと驚いたけど。」


(なんだ?あのとき、いったい何をもらったんだ?なんだかえらく遠い目をしているけど・・・)


「それに、バレンタインにも俺<だけ>特別に美味しいワインゼリーを作ってくれましたしね。」

(よかった。ようやく機嫌が戻った。この調子でガンガンいってくれ~。お願いだぁ~)


「・・・まあ、あのときはちょっと、いやかなり不快なこともありましたけど。」

あの不愉快かつ厄介かつ目障りな馬の骨野郎め!と眉をしかめながら小さく悪態をつく蓮に、社がまたヒィッと身をすくめる。


(れぇ~ん、そんな暗黒魔王顔は敦賀蓮じゃない。敦賀蓮じゃないぞぉ~。ひとつ言っておく。そんな顔、ぜったい外でみせるな!) ←声に出てませんから。



質問5 “好きな人はあなたのことを好きだと思う?”。


1)思う!

2)うーん、なんとなく
3)あまり思わない
4)全然思わない


「それが知りたいから、この心理テストをしてるっていうのに。なんでこういう質問が出てくるんですかね。
“思う!”とか選べるくらいなら、こんなことする必要ないじゃないですか。まったく。」


(うわっ今度はぶつぶつと文句言い出したぞ。まあ、言ってることはたしかに間違いないけどな。)


「答えは、1!・・・と言いたいところですけど、さすがに無理がありますね。しかたない。希望的観測で2、と。」


(おいおい、希望的観測ってなんじゃそりゃ・・・。

しかし、恋愛初心者だってのはよくわかってるが、こんなとこでキョーコちゃんの気持ちを推し量ることに真剣になるくらいなら、さっさと行動しろっていうんだ。抱かれたい男NO.1がいつまでもへたれてばかりで・・・お兄ちゃん泣いちゃうぞ。) ←いろんな意味で泣きたいやっしー



心理テストはようやく折り返し地点。
しかし、これまでの蓮の答えに、こういう心理テストには案外詳しい社の顔はどんどん憂鬱の色を増していくのであった。



(つづく)

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――――――――――――――――――
ようやく5問(汗。
予想以上に心理テストが延々と続き、冗長になってしまいました.。

うまくまとめるのって難しいですね。まことに申し訳ありません。
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