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社さんの受難日? ~ある朝、俺を山が迎えた~

以前、ともさかりえ&スネオヘアーご夫妻が登場した「おしゃれイズム」を見て思いついたネタです。


早朝、担当俳優を迎えに彼の家を訪れた俺は、目の前に広がる惨状に言葉を失くしていた。

いつもならすっきり片付いた、・・・というよりほんとに住んでるのか?って疑問を感じるほど何もない広い広い玄関が、無数の段ボール箱で埋め尽くされていたのだ。

「蓮・・・。ちょっと聞きたいんだけど。」
「なんでしょう?」
「この荷物の山はなに?なんか、ぜんぶ本みたいだけど。えらく大量・・・。」
「あ、それですか?写真集です。」
「は?」

・・・・・・・ま、さ、か。

「それって、もしかして・・・。」
「はい?」
「もしかしてキョーコちゃんが・・・。」
「はい?」
「キョーコちゃんがこないだ出したやつかっ!!??」

思わず叫んだ俺に、抱かれたい男No.1の座に君臨し続けるLMEきってのスター、敦賀蓮はにっこり微笑んだ。

「ええ。」

「・・・初の水着ショットがあったんだっけ・・・そう言えば。」

何気なくそう口にした瞬間、蓮の目がキラリと光り獲物を狙う鷹のように鋭くなる。

(うわっ、ま、魔王・・・)

「まったく、油断も隙もあったもんじゃないですよ。制服とかならともかく、いやそれだって問題あると思いますけど、まさか水着とか。そんなの載せるなんて、信じられないですよね。」

(いや、それ普通だから。人気上昇中の17歳女性タレントの写真集としては超基本だから。)

「あれじゃまるっきり下着じゃないですか!」

(ただの白いビキニだろ。別にハイレグでもなかったし。露出控えめなくらいだよな。)

「しかも水着姿のまま、エプロンしてキッチンに立つとかあり得ません!」

(なんだかんだでしっかり中身チェックしてるんだな・・・。)

「あんなの最上さんのために・・・いや、健全な青少年の育成上よろしくないと思いませんか!?」

(おいおい、お前はキョーコちゃんの保護者かっつーの。それにどっかの教育ママみたいなこと言うんじゃないよ。)

「これは、最上さんを不埒な視線とろくでもない馬の骨から守るため、そしてなにより健全な青少年育成のために不謹慎な雑誌の回収作業を行っただけのことです。」

「は?」

思わず気持ちが声に出た。

(・・・いや、それおかしいから。単にキョーコちゃんの水着姿を世間に一切さらしたくないっていうだけだろ。最後の青少年うんたらって、どう考えても今適当に考えたセリフだし。)

というかこの量。まさか買い占めたのか?お前。

「残念なことに、すでに一部流通してしまったようなんです。ですから、もし書店で見つけたら全て買い占めてくださいね。社さんもご協力、よろしくお願いします。」

・・・・はあ?

なんだろう。爽やかな朝を迎えたばかりのはずなのに、俺もうどっぷり疲れてきた。
胃のあたりがしくしく痛んできたような気もする。

「蓮・・・。」
「はい?」

「あのさ・・・。」
「なんですか?」

(こいつ、自分のやってることにまったく疑問を感じてないな。なんか当然って顔してるし。)

ひとこと言おうと思っていた気持ちが、その顔をみているだけで萎えてくる。

「・・・・いや。まあいいわ。とりあえずこの山、今度キョーコちゃんがごはん作りにくるまでにちゃんと片付けとけよ。あと絶対ばれないようにしたほうがいいぞ。」

「もちろんです。」

(あ、みつかったらまずいってのはわかってるわけね。)

それだけ言うと話は終わったとばかりに、玄関を出ようとする担当俳優の背は、今日も相変わらずびしっと決まっていて、男の目からみてもかっこいい。

・・・真実を知りさえしなければ、な。



蓮・・・。
俺はさ、お前の恋を心の底から応援してる。
早くお前の気持ちが伝わって、キョーコちゃんと二人幸せになればいいと思ってる。
そのためなら、たとえマネージャの仕事を逸脱しても力になりたいし、手助けしたい。
ああ、たしかにそう思ってる。


でもな。俺はお前にいいたい。

いくら恋愛初心者だからって、パワーと情熱と行動力(と有り余る財力)の使いどころを間違えすぎだぁーーー!!!
いいからさっさと告白しろーーー!!!!




fin

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