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もしも、蓮キョが藤●隆的プロポーズをしたら・・・ (前編)

深夜の秘密会談?がきっかけで、スタートしたカルテット企画。
amebaブログをお休みさせていただいていたこともあり、書いたっきり長らく放置しておりましたが、移転を機に掲載させていただくことにしました。
こちらは、藤●隆さんのプロポーズエピソードについておしゃべりしていたときに浮かんだ妄想です。




「キョーコ・・・。俺は君と結婚したいと思ってる。今すぐにも。」


2人で過ごすリビングでの聖夜。
深夜を過ぎて、蓮はおもむろにそう切り出した。

カタン。

とたんに握っていたリモコンが、キョーコの手の中から音を立てて滑り落ちる。
空になったその指先をギュッと握り締めた蓮は、それが小刻みに震えだしたのを締めつけられるような胸の痛みとともに確かに感じとった。


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もしも、蓮キョが藤●隆的プロポーズをしたら・・・(前編)
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キョーコが蓮と付き合いはじめて数年。

その間にキョーコへの仕事の依頼は着実に増え、新人・若手の中でもかなりの演技派として名前が売れ始めていた。
社長の勧めもあり大学に通っていたキョーコだが、次の春の卒業を前にして、
「卒業を機にTV・映画・舞台と活躍の場をさらに広げていくつもりだからがんばってくれ。」
椹にもそう檄を飛ばされていた。


一方蓮は、相変わらず「抱かれたい男NO.1」の座に在り続け、芸能界一の人気俳優の名をほしいままにしていた。
もちろん、見た目だけの人気ではない。
その演技力への評価も高まるばかり。

そして数日前、ついにハリウッドから“敦賀蓮”へのオファーが届いた。
主役ではないが、脇を固める重要な役。
念願のハリウッド進出を断る理由はどこにもない。

ただ、キョーコのことを除いては・・・。

映画の撮影期間は約3ヶ月。
その間は社と2人、アメリカで過ごすことになる。
スケジュールはかなり詰まっており、途中で日本に帰ることは難しい。

本音を言えば、蓮としてはわずかでもキョーコから離れたくはなかった。
たとえそれが、ずっと思い描いてきた目標のためでも。
たとえ“たった3ヶ月”のことでも。

なぜなら、それほどキョーコの周りには、面倒な馬の骨が溢れんばかりに増え続けていたから。


キョーコが学生のうちは、と交際を公表していなかったせいもある。
だがそれ以上にキョーコ自身の変化が、大きく影響していた。

過去を清算し蓮とつきあいはじめてから、目立たなかった蕾がいきなり大輪の花を咲かせるように、キョーコは鮮やかな成長を遂げた。
見た目の美しさだけでない、内面からの輝き。際立つ演技力。
日毎に注目する人間は増え、すでに共演する俳優ばかりかスタッフやスポンサーの中にも邪心を抱く者が後を絶たない。
これからますます多くの人が彼女に惹きつけられることだろう。


だから、目を離すのが怖かった。
だからこそ、約束がほしかった。


―――そして、その日が訪れた。


* * *


「君が大学を卒業したら・・・。俺と、結婚・・・してくれませんか?」
握り締めた指先にギュッと力をこめ、ひざまずきながらそう告げた蓮にキョーコは困ったように目を伏せた。

「えっと・・・その・・・。」
突然のことに驚きを隠せないといった表情。
桜色の唇が何度も躊躇うように揺れる。
それが言葉を紡ぐのを、蓮は膝をついたままじっと待った。

今まで積み上げてきた2人の時間を思えば、返ってくる答えに自信がないといえば嘘になる。
だから期待に満ちた瞳でキョーコを見つめ返すこともできた。


「私・・・。蓮さんといっしょにいることができて幸せです。ずっとこんな風にいっしょにいれたら、といつも願っています。」

繰り出された言葉に蓮の心がぱあーっと明るく跳ねる。
しかし次の瞬間・・・。

ぐっと一度唇を強く噛むと、思い切ったように上げた視線に力を込め、キョーコはゆっくりと口を開いた。

「でも今はまだ、私も蓮さんも、自分のことをがんばらなきゃいけない時期だと思うんです。」

小さく息を吸うキョーコ。

「結婚を・・・・・・したくないわけじゃないんです。プロポーズしてもらえて嬉しい。でも・・・。」

(でも?)
蓮は音に出さず唇だけで言葉を紡いだ。

「でも、お互いどんどん忙しくなってきて、会えない時間も多いから、そんな風に思ってしまうだけかもしれないとも思うんです。それに・・・。」

一言一言噛み締めるようにキョーコは言った。
その脳裏に、ハリウッドの華やかな女優たちに囲まれる蓮の姿が浮かぶ。

「これから2人の生活が大きく変わったら、もしかしたら・・・もしかしたら、気持も大きく変わってしまうかもしれません。」

変わるわけがない!と開きかけた蓮の口を、キョーコの人差し指がそっと押さえる。

「だから・・・だからもし一年経っても、気持が今と変わっていなかったら、そのとき、もう一度プロポーズしていただけませんか?」

蓮は大きく目を見開いた。
その瞳をキョーコがまっすぐに見つめる。

「1年。1年経って・・・それでも変わらずにいられたら。そうしたらもう一度・・・」

そこまで言って、キョーコは大きく首を横に振った。

「ううん・・・そのときは私から、プロポーズさせてください。」

その視線があまりにも真剣で、あまりにも強い決意に満ち溢れていて、蓮はただうなずくしかなかった。


一年経っても・・・?
変わるわけがない。
変わるわけがないんだよ。
キョーコ。


それより、君のほうこそ・・・。
変わらずにいられる?

俺は・・・
俺は、心配でたまらない。


心の中では、そんな想いが暴れ回っていたけれど。



* * *



心を日本に残しつつ、蓮はアメリカへ渡った。


撮影がはじまって間もなく、その確かな演技力と真摯な態度で、蓮は監督はじめスタッフすべてからの厚い信頼を獲得した。
映画はスケジュール通りに無事完成し、ラッシュをみた関係者からは大絶賛された。

多忙につぐ多忙。

遠く横たわる距離の壁を乗り越えるようと、2人はメールや電話でやりとりを続けていたが、お互いの忙しさからその数は決して多くはなかった。



やがて、ようやく訪れた3ヶ月ぶりの逢瀬。
蓮は迎えに出たキョーコを見てあ然とした。


わずか3ヶ月の間にも、彼女はますます輝くほどに美しく変化していたから。

―――まるで、別人のように。






(続く)

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コメント

  • 2013/09/19 (Thu)
    17:56
    移転オープン、おめでとうございます!!

    キョーコさん、どう変わったんでしょうね!!

    このお話の続き、非常に楽しみです!!

    今から、

    もうひとつのお話を読みにいってきまーーす!

    魔人 #JalddpaA | URL | 編集
  • 2013/09/21 (Sat)
    22:31
    Re: 移転オープン、おめでとうございます!!

    > 魔人さま

    さっそく遊びに来てくださってありがとうございます。
    この続きは数日後、こっそりUPしますので、よかったらまたいらしてくださいね^^

    ちなぞ #- | URL | 編集

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