月に叢雲


散文詩のような短さシリーズ。
成立後です



遠く外海を越えて、さやさやと柔らかな風が吹く。
俺の唇を掠め、彼女の頬を撫でながら、その風はやがて暗闇に溶けていく。

Pacing

成立後です。UP後、あれ?という部分があったので、少し変えました。


不意にぱちりと目が覚めた明け方。
巻きつく身体を解いたら、あなたを起こしてしまいそうで。
そのままじっと動かずにいた。

旅する蓮キョ ~Reine 後編~


気が付けばずいぶん長い時間歩き回っていた。
小さい湾のほとんどを歩き尽くしてしまったんじゃないかと思うほど。

旅する蓮キョ ~Reine 前編~


ノルウェー西岸を北上する沿岸急行船に乗って数日。
ロフォーテン諸島に降り立った俺たちは、小さな漁村レイナの外れにあるロルブーに滞在していた。

最後のキス


唇を掠めた微かなぬくもりにトクンと胸が跳ねた。
情熱よりも情愛に満ちたソレは、
気持ちを昂らせるのではなく、やさしく穏やかにさせる、そんなキス。

電力不足 ~ side R ~


成立後。前編で内緒の二人と書きましたが、内緒じゃなかったみたいです。敦賀さんが壊れ気味かも……。


―――好きすぎて……死にそう。

気がついたら止めようもなく口から零れ出ていた、それは紛れもない”本音”。

電力不足 ~ side K ~


成立後の二人です。甘々を書きたかったのですが……ううむ。


「最上さん。」

楽屋口を通りかかった私に不意に声がかかる。

[拍手再掲] そんな朝が

※こちらは、数年前からずっと拍手御礼として掲載していた作品です。
拍手ページ入れ替えのため、こちらに再掲しました。

ちなみに成立後です。


旅する蓮キョ ~Agrigento~


日本では突き刺すような寒さが身に染みる2月。
それがここシチリアでは上着も必要ないほど暖かく、吹く風も心地いい。

旅する蓮キョ ~Blejsko jezero~


ひゃうっ!

いきなり抱き上げられて変な叫び声をあげてしまった私の耳元で、蓮さんのクスクス笑う声が聞こえる。

旅する蓮キョ ~Venezia~


宵闇に包まれた水路を、水上バスがゆっくりと進んでいく。
真っ暗な水面の向こうにぼんやりと瞬く光はどこか別の島のものだろうか。
目を向けた途端、ざぁーっと吹き抜けた風が少し肌寒く、私は思わず隣の肩に身を寄せた。

カテゴリ 「旅する蓮キョ 」について

「旅する蓮キョ 」は、恋人同士になった敦賀さんとキョーコちゃんのお話になります。
世界のいろいろな街角で恋人同士の二人がみせるちょっといちゃラブなひとコマを、短編集的に時折お届けできたらいけたらいいなあと思っています。
(最初は数話続けてお届けします)

風景描写は過去に旅した時の記憶がベースだったりするので、街の様子など微妙に今とは違うところがあるかもしれませんがご容赦を!

【捧】 ひかりさんへ捧げる“こたつで蓮キョ” その2

※2016/3/3改稿&再掲

こちらは以前『こたつで蓮キョ祭り』企画で、「降っても晴れてもスキ日和」 のひかりさまに勝手に捧げたSS第二話目となります。
「その1」と「その2」はもともと1つのお話だったので、よく似た感じですがお許しくださいませ!

※付き合い始めたものの、キスもまだな2人のお話です。


【捧】 ひかりさんへ捧げる“こたつで蓮キョ” その1

※2016/3/3改稿&再掲

こちらは以前実施された『こたつで蓮キョ祭り』に参加させていただいたお話です。
Amebaサイトには掲載していたのですが、こちらには未掲載となっていたので、今回この妄想の源となった素敵イラストを描かれた「降っても晴れてもスキ日和」 のひかりさまにご許可をいただき、こちらに再掲することとなりました。(ひかりさま、今更のお願いにもかかわらずご快諾いただきありがとうございました!)
掲載にあたり一部改稿を行っています。

同じイラストから、作ったお話は2つ。というより、最初はひとつのつもりで書いているうちに「あれ?これ別のお話になるんじゃない?」となった、ある意味双子のようなお話です。
その1、その2、共にお話内のここがいいかな?という場所にも挿入させていただきました。
お話よりなにより、ひかりさまの素敵イラストをとにかくじっくりご覧くださいね♪(大きいイラストはひかりさまサイトへ!)
ひかりさん、本当に本当にありがとうございました!

※どちらも付き合い始めたものの、キスもまだな2人のお話です。


遺れ居て恋ひつつあらずは… (中編)

※一部改稿済

パソコンが修理からまだ戻らず、なかなか思うように書き進められません。
そのうえコンビ組んでる同僚の退職が突然決まり真っ青に。年初に大枚はたいてお祓いしたのに意味なかったよ~(嘆
そしてこちらのお話。あっさり終わらせるつもりだった敦賀さんの過去をついつい書きこんでいたら予想をはるか超える長さになってしまいました。そのせいでタイトルになっている和歌の意味合いと少々ブレが出てきております。
もしかしたらもう1首、限定混じりでお届けするかもしれません!そんなぼろぼろ状態で恐縮ですが、読んでいただけたら嬉しいです。




続く沈黙とともに、景色がどんどんうしろに流れていく。
刷毛で塗ったように連なっていた緑はまばらに薄れ、やがて建物の灰色が混じり始めた。
駅はもうすぐそこまで近づいている。

蓮は黙ったまま、そっと目を閉じた。

ねえ

思いつきで一気に書いたお話なのでいろいろアラがあると思いますがお許しくださいませ!
微妙にR18…パス掛けるべきだったかも?
成立後です。



「ねえ。」

少し甘えた声で囁きかけてみたけれど、君はちっともこっちを向いてくれない。

I LOVE YOUをもう一度  (5)

「これ。」
帰り際、さりげなく1枚のカードを渡された。

(え?これってまさか、カードキー?)

I LOVE YOUをもう一度  (4)

食後のコーヒータイムは二人の甘いひととき。
“おつきあい”がスタートしてから2か月余り
二人で過ごす時間はまだそれほど多くないけれど、なんとなくそんな空気が出来上がっている。
私にとってある意味緊張する時間でもあるけれど。

I LOVE YOUをもう一度  (3)

※2016/2/7改稿

「蓮。」

スタジオへ向かう道すがら、隣を歩く社さんが視線も合わせず小声で言った。
暗い廊下には誰もいない。
もちろん、だからこそ口にしたのだろう。

I LOVE YOUをもう一度  (2)

※2016/2/7改稿

立春を過ぎても大気の冷たさは変わらないどころか厳しさを増しているように感じていたけれど、晴天の今日窓から差し込む光は明るく、遠からぬ春を予感させる。
そのことに気づいただけでキョーコの心は不思議と浮き立った。